春が近づくと、保育園や幼稚園、小学校でも「〇〇ちゃん、ピアノ始めたんだって」「スイミングって体にいいらしいよ」など、習い事の話題がちらほら。

我が子にも何か始めさせてあげたい。でも、月謝が毎月かかるとなると、ちょっと不安……そんな風に感じていませんか?

3児の母であり、ファイナンシャルプランナー2級(FP2級)でもある私自身も、子どもの習い事選びは家計とのにらめっこでした。

今回は、「やらせたい」と「やれるかも」を両立させるための、家計の見直しポイントをお伝えします。

「習い事の費用が家計を圧迫している」

「習い事は必要だけど、節約もしたい」

そんなお悩みに寄り添う内容です。

習い事の費用は「教育費」じゃなく「生活費」で考えよう

意外に思われるかもしれませんが、子どもの習い事費は、将来の進学費用とは違い、「教育資金の積立」ではなく、「月々の生活費」に分類されるべき出費です。

そのため、まずは現在の家計の“固定費”を見直すことが第一歩。

たとえば…

  • スマホ料金やサブスク(動画・音楽・通販)
  • 保険の内容や掛け金
  • 食費の中でも「無駄買い」や「使い切れない食材」

これらの中に、「あ、意外と使ってたかも?」という出費があれば、月に3,000〜5,000円ほど浮かせることも可能です。

この金額だけでも、ピアノや英語のグループレッスンの月謝に充てられることが多いんですよ。

「子どもの習い事と家計のバランス」で悩んでいる方こそ、ここが見直しのスタートラインです。

「続けられるか不安」な習い事、どう考える?

「せっかく始めても、すぐやめたくなったらどうしよう」と不安に思う親御さんも多いですよね。

そんな時は、いきなり「月謝7,000円の習い事」ではなく、体験や短期コース、自治体の講座を利用してみるのがおすすめです。

コスパよく子どもの「向き・不向き」を見極めることができますし、親としても納得感を持って選択できます。

また、「高いけど人気の教室」よりも、通いやすくて本人が楽しめる場所を選ぶことが、結局は長続きのカギになります。

FP目線|習い事費を家計に取り入れるコツ3つ

1. 月収の5%以内を目安に

たとえば月収が30万円なら、習い事費は1.5万円以内が安心ライン。家計が無理なく回るように、あらかじめ“予算枠”を決めておくと気持ちも楽になります。

2. 「やめ時」も想定しておく

辞めること=失敗ではありません。「1年間だけやってみる」「◯〇ができるようになるまで」「〇歳で一区切り」など、区切りを意識するだけで心が軽くなります。

3. 兄弟の“平等感”を重視しすぎない

一人ひとりに合った選択が一番。平等よりも「その子にとって納得できるか」を大切にしましょう。

我が家のリアルな見直し例2つ|無理なくコスパよく続ける工夫

1. 英会話教室→オンライン英会話に切り替え

以前は通塾型の英会話教室に通っていましたが、オンライン英会話に変更したことで、大きな変化がありました。

  • 月額:子ども1人あたり8,000円 → 兄弟3人で7,150円に
    (8,000円×3人×12か月)ー(7,150円×12か月)=年間202,200円の節約!!
  • 通塾:毎週送迎が必要 → オンラインで自宅からOK
  • 回数:週1回 → 週2〜3回に増加

3人とも控えめな性格なので、教室ではあまり話せなかったのが、オンラインでは1対1なので発話量が自然と増え、褒めてもらえる機会も多く、楽しんで続けられました。親にとっても、送迎の負担がなくなって一石二鳥。

そして長男はオンライン英会話を4年間続けた結果、英検5級に合格し、今は4級に挑戦中です。

「子どもに合った英会話の習い方って?」「オンライン英会話って安いけど効果ある?」と悩んでいる方には、リアルな参考になるかもしれません。

2. 毎週のスイミング教室→長期休暇だけの短期教室に

もうひとつの見直しはスイミング。

毎週通うタイプから、長期休暇だけの短期集中型に切り替えたところ…

  • 月額:約1万円 → 年間11,000円
    1万円×12か月−11,000円=109,000円(一人当たり年間109,000円の節約に)
  • 本人の気持ちが続かず、毎週の送迎がストレスに
  • 思い切ってやめたら、長期休暇の楽しみとして継続可能に!

結果的に、クロールまでできて辞めた長男は、短期教室だけでバタフライまで習得。長女も、クロール前に辞めたあと、平泳ぎまで身につけることができました。

「習い事、続かない…」「嫌がるのに無理に通わせてる?」と感じている方は、こうした選択肢も一つのヒントになると嬉しいです。

「金額」よりも「価値」で選ぶという視点|習い事のコスパを見極めよう

このように、「高い=良い」「安い=妥協」ではなく、子どもに合っていて、納得感のある選択こそが、本当の意味での“コスパ”につながります。

  • 送り迎えの負担
  • 続けられるかどうか
  • 子どもが楽しめているか
  • 習い事の目的(基礎づくり?資格?自己肯定感?)

これらを意識するだけで、習い事にかける金額が「ムダ」ではなく「価値ある投資」になります。

「習い事、何を基準に選ぶべき?」「子どもの成長に合ったお金のかけ方がしたい」と感じている親御さんにとって、金額以上に大切な視点です。

これからも、「完璧じゃなくていい」「うちの子にも当てはまるかも」と思える情報を、等身大の目線でお届けしていきます。

※この記事は、FP資格を持つ筆者の実体験をもとに執筆しています。