こんにちは、いっぴこです。
日ごと寒さが増してくる季節になりました。冬になると気になるのが暖房費。皆さんはご自宅でどの暖房器具を使用していますか?
最近使用しない人も多いと聞く【こたつ】。実は、こたつが冬の節約に活躍することをご存じでしょうか?
今回は、こたつを使って節約する方法についてお話します。
冬の暖房費を節約したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
・暖房費を節約したい
・こたつとエアコンどちらにしようか悩んでいる
・暖房費の一か月の目安を知りたい
こたつとエアコンの電気代
では早速こたつとエアコンの電気代について考えていきます。
電気代を求める計算式
消費電力量(kWh)×電気料金目安単価(円)×使用時間=電気代
*電気料金目安単価は、「全国公益社団法人全国家庭電気製品公正取引評議会」の「新電力目安単価」を参考にしています(31円)。地域などよって変動があります。ご家庭の電気料金単価を把握している場合はそちらを当てはめて計算するとより正確に電気料金を求めることができます。
こたつの電気代
こたつは大きさにもよりますが、今回は2~4人用を目安にした120cm×80cmのこたつを参考に計算します。
いっぴこ
5人家族のわが家は、無印良品のこたつにもなるローテーブル大(130×75cm)を使っています。ヒーター部分がフラットになっているため、こたつ内部も広々と使うことができ、5人でも十分温まることができます!(子どもは3人とも小学生)
こたつの電気料金については、別の記事でまとめているので詳しくはそちらを参考にしてください。
上記の記事から、こたつの1時間当たりの電気代は約4.3円~約5.6円です。
これを一日9時間、169日【暖房期間 5.5か月(10月28日〜4月14日)】使用で計算します。*資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報」の算出根拠に基づく
4.3(円)×9(時間)×169(日)=約6,540円
5.6(円)×9(時間)×169(日)=約8,518円
暖房期間(5.5ヶ月)の電気代は約6,540円~約8,518円となります。
エアコンの電気料金
エアコンの電気料金も調べてみます
エアコンは取扱説明書などに記載している消費電力を基に計算します。
我が家は三菱ルームエアコン霧ヶ峰(MSZ-561S)を使用しているので、これを参考にします。
取扱説明書によると室内20℃、室外2℃で使用した場合の消費電力は2800Wh
これを先ほどの計算式に当てはめると
2.8kWh×31(円)×1(時間)=86.8円
1時間当たりの電気代は86.8円
これをこたつと同様の条件で使用すると
86.8(円)×9(時間)×169(日)=約132,023(円)
暖房期間(5.5ヶ月)の電気代は、約132,023円になります。
こたつを使って節約する方法
こたつとエアコンでは、同じ時間使用すると15倍近く電気代に差があることが分かりました。
けれど、こたつだけでは部屋の温度が暖かくならない為、特に家族で生活している場合はこたつのみで冬を乗り切るのは現実的ではありませんよね?
そこで、資源エネルギー庁「家庭向け省エネ関連情報」を参考に、こたつを併用して電気代を節約する方法を考えてみました。
エアコンの設定温度を20度にする
外気温6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃に1℃下げた場合(使用時間:9時間/日)
電気料金は年間約1,650円節約することができるそうです。
1℃当たり約1,650円節約できるということは、単純に考えると2℃温度を下げると倍の約3,300円節約できることに。
でも、20℃の設定温度って、温かくないよね!?
いっぴこ
偶然にもいっぴこがこの記事を書いているときの現在の室温はちょうど20℃。確かに、長時間じっとしてダイニングで記事を書いている時は、少し寒く感じていました。
ここでこたつを併用すると
こたつに移動すると、寒さを感じることなく快適に過ごすことができています。個人差はあると思いますが、少なくとも中肉中背のいっぴこは、こたつを併用すれば室温20℃でも、短時間の移動やキッチンでの作業も特に不快に感じることのない室温でした。
いっぴこ
今年の冬はこたつを使用して、エアコンの設定温度を何度まで下げられるか、挑戦してみようかな~
こたつとエアコンを併用する場合、エアコンの設定温度を4℃~6℃低く設定すると、節約の効果を得られることになります。
エアコンの使用時間を短くする
暖房を1日1時間短縮した場合(設定温度:20℃)
年間約1,260円の節約になります。
これも単純に2時間エアコンの使用時間を減らせば倍の2,520円節約できることになります。
こたつを併用した場合、5時間~7時間エアコンの使用時間を減らせると節約効果が見られます。エアコンの設定温度が高い場合は、これより短い時間で効果を得られます。
そんなに長い時間エアコンを使用する時間を削るなんて難しいんじゃない?
ご家庭によって事情が違うと思いますが、家族が学校や仕事に出ていて日中一人しかいない場合は、その間エアコンを使用するより、こたつを使用して過ごすことも可能です。
こたつがあることでエアコンの使用時間を短くできそうだという方は、節約効果を得られそうですね!
いっぴこ
参考までに、都内近郊の我が家ではこの記事を執筆している12月4日現在、エアコンの使用は朝の2時間ほど、2,3日程度でした。それ以外はまだ暖房を付けずに過ごしています。その代わり、こたつは愛用中です。
こたつの温度設定を低くする
先ほどからご紹介している、こたつの電気代は強モードで使用した場合です。これを、強から中に変更した場合、1日5時間使用したと考えると年間1,520円の節約になります。弱で使用すれば更に節約効果が見込まれますね。
いっぴこ
こたつの熱源が石英管ヒーターやカーボンフラットヒーターの場合、赤外線効果でじわじわと体を内部から温めてくれます。その為、低い温度設定でもゆっくりこたつで温まる場合は十分に効果を感じることができますよ。
まとめ
エアコンとこたつを併用することで節約効果がみられる場合は以下の通りです。
・エアコンの設定温度を現在より4℃以上低くした場合。(目安は20℃)
・エアコンの使用時間を現在より5時間~7時間短くすることができる場合。(設定温度20℃の場合。それよりも高い温度で使用している場合は、もっと短い時間で節約効果が得られる可能性あり)
・こたつを中~弱の設定で使用できる場合、さらに節約が見込まれる
・上記で紹介した方法は、あくまでどれか一つだけの方法で節約をしようとした場合です。エアコンの設定温度と使用時間、こたつの設定温度の3点をうまく組み合わせることで、ご家庭に合わせた節約方法が見つかると思います。
冬になると恋しくなるこたつ。
その一方で、毎年一定数こたつによる事故も起きています。
消費者庁の消費者への注意喚起を参考にこたつを正しく安全に使用し、ぬくぬくほっこりした時間を過ごしましょう。