こんにちは、いっぴこです。

食費を節約するとき、ついつい食材の値段だけでメニューを考えてしまいがちですよね。でも、お子さんの成長に必要な栄養が不足してしまうと心配です。どんな栄養がどのくらい必要なのかを知っておくと献立作りがもっと楽になります!

そこで今回は、五大栄養素の一つである「たんぱく質」に焦点を当てて、分かりやすい表も交えてご紹介します。

こんな方に読んで欲しい記事です

・子供に栄養をしっかり取って欲しい

・食費を節約したいけど、栄養不足が気になる

・1日に必要なタンパク質の量を知りたい。

たんぱく質の重要性と必要量

たんぱく質が子供の成長に欠かせない理由

①身体のあらゆる部分を構成

たんぱく質は筋肉だけでなく、骨、血液、髪の毛の皮膚など、体のすべての組織を作る重要な栄養素です。

②脳の発達や免疫力の向上

特に成長期の子供には、脳の発達や免疫力の向上にたんぱく質が欠かせません。

③「生命にとって第一のもの」

たんぱく質は英語で『プロテイン(Protein)』。これは、ギリシャ語で「生命にとって第一のもの」を意味します。それくらい、体にとって重要な働きをしてくれるということですね!

1日に必要なたんぱく質の量

厚生労働省の推奨量

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」によれば、1日の推奨たんぱく質摂取量は大人の男性で65g、女性で50gとされています。

年齢別の1食当たりの必要量

以下の表に、年齢別の1食当たりのたんぱく質摂取目安量をまとめました。

年齢層1食当たりの必要量(約)
小学校入学前6g
小学校低学年(1~2年生)9g
小学校中学年(3~4年生)12g
小学校高学年(5~6年生)15g
中学生以上~大人18g

いっぴこ

「3の倍数」で増えていくと覚えると簡単です!

*厚生労働省で公表されている目安量や推奨量はもう少し細かく示されていますが、覚えやすくするために簡略化しています。おおむね、上記の数字の前後と覚えておいてください。

無理のない摂取を心がける

あくまで目安なので、必要量を毎回完璧に摂れなくても大丈夫です。目安量は、食が細いお子さんには、おやつでたんぱく質を補うなど、無理なく取り入れましょう。

日々の食事の中で、無理なく美味しく食事をすることを一番に考えてくださいね☆

たんぱく質を多く含む食材と1食当たりに必要な量

今度は、どの食材をどのくらい食べればいいのか、主要な食材とおすすめの食材について具体的な量を説明します。

主要な食材での必要量

以下は、たんぱく質18gを摂取するために必要な各食材の量です。(厚生労働省『日本の食事摂取基準 2025』と文部科学省『食品成分データベース』を参考に、1食当たりの必要量を算出しています。)

食材必要な量(たんぱく質18g分)
鶏ささみ・鶏とりむね肉約74g
豚ロース約79g
鶏もも肉約82g
約62g
木綿豆腐約3分の2丁
絹ごし豆腐約1丁

約3個
(卵1個:たんぱく質6g)
納豆約2~3パック
(1パック:たんぱく質7.4g)
牛乳コップ3杯
(コップ1杯:たんぱく質6.6g)

いっぴこ

肉や魚をメインにしつつ、豆腐や納豆などで不足分を補うと、バランスの良い食事をすることが出来ますね。

おすすめの食材5つ

たんぱく質を多く含む食材は、よく知られた定番のものの他に、意外な食材もあります。

中でも、私が使いやすいと感じていてよく食卓でも利用している物をご紹介します。

食材必要な量(たんぱく質18g分)
①するめ26g
②しらす45g
③マグロ、カツオ72g
④厚揚げ168g
⑤パスタ140g
おすすめポイント

・するめやしらすは、少量でたんぱく質を補えるので、おやつや副菜に最適。

・マグロやカツオは鉄分も豊富。

・厚揚げは、食べ応えが抜群でかさまし食材に。

・パスタは、他の食材と組み合わせると1食のたんぱく質摂取量をまかなえる、お手軽食材。

まとめ

たんぱく質は肉や魚などの動物性たんぱく質と、豆類や大豆加工品などの植物性たんぱく質に分かれています。それぞれ、アミノ酸の組成が異なるため、動物性と植物性の両方を摂取することによって、不足するアミノ酸を補うことが出来ます。

また、肉だけ、魚だけと言ったように、一つの物に偏ってしまうと、内臓に負担がかかったり、栄養が偏ってしまいます。そうならない為にも、動物性や植物性のたんぱく質をバランスよく摂取し、野菜も同時に摂取することが理想的です。

上記でご紹介した数値はあくまで目安です。

買い物や献立を立てるに参考にして、節約の役に立つと嬉しいです。

これからも、一緒にお得で楽しい節約生活を続けていきましょう♪