お子さんが小学生くらいになってくるとそろそろお小遣いを渡した方がいいのかな?と考える方もいるのではないでしょうか?

『お小遣い、いくら渡したらいいの?』

『定額制と報酬制どちらがいいの?』

『そもそもお小遣いは渡した方がいいのかしら?』

この記事では、わが家で実践しているお小遣いのあげ方や、実践してみて感じたメリットデメリットをお伝えします。

いつ頃からお小遣いを導入したらいいのかわからない。どのようにあげようか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

わが家で実際に取り組んでいるやり方についてもご紹介するので、よかったら最後まで読んでいってくださいね。

お小遣いはいつからあげる?相場は?

金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査」によると、7割の家庭が小学校低学年の時からお小遣いをあげているようです。また、金額は小学生低学年と中学年では500円、高学年では1,000円が相場のようです。

では実際、わが家ではどのようにしているのか。

わが家は、長男が小学三年生の時からお小遣い制を導入しました。きっかけは、子どもの学力の低さお出かけの時のストレスから。この二つを解消するべくお小遣い制を導入しました。現在は、300円~500円のお小遣いをあげています。

お小遣い制のメリット

外出時のストレスがなくなった

まず一番変わったことは、お出かけしているときにむやみにおねだりされなくなったこと。

ガチャガチャを見れば『やりたい!』

おもちゃを見れば『欲しい!!』

お菓子を見れば『買って!!!』

簡単に『いいよ~!!』とは言ってあげられず『1個だけね』や『ダメ、買わない』を繰り返す。そんなお出かけ事情でしたが、お小遣い制を導入してからは

いっぴこ

自分で考えて使って

の一言で、万事解決するように!

子供たちも、自分のお小遣いとなるとシビアになるようで。むやみに物を欲しがることが減りました。

節約になった

お小遣いをあげる前は、買い物やお出かけの時に細かいお金の出費が積み重なっていました。子供にかかる雑費が、お小遣い制導入前と導入後を比べると、年間2万円程出費が抑えられるようになりました。

計算する力が付く

冒頭で、子供の学力がきっかけの一つになったとお伝えしましたが、これについても効果がみられました。

買い物をするとき

駄菓子を買うにしても、百円均一で買うにしても、自分の残金と照らし合わせて計算をしなくてはなりません。足し算・引き算・掛け算を駆使して、一生懸命計算をするようになりました。

お小遣いをもらうために

お小遣いのあげ方について、わが家は毎月報酬制。ポイントを貯めて、お金に換算して自己申告する仕組みにしています。その為、お金をもらうには自分で計算をしなくてはなりません。

いっぴこ

最近は『今月は〇〇円欲しいから、お手伝いを増やそう』とか『〇〇が欲しいから、今月はあまり使わないでおこう』など、自分で先を見て考える力もついてきました。また、自分のお小遣いから家族に誕生日プレゼントを購入することもあり、自分でお金を管理することでたくさんの事が学べているように感じます。

お小遣い制のデメリット

足りなくなったときにねだられる

わが家には3人子供がいます。その子によってお金の使い方もそれぞれ。

特に小学一年生の末っ子は、もらったら一瞬で使い切ります。

月初めに使い切ってしまうので、上の子達がまだお小遣いが残っていて好きな物を買っている姿を見ると『ずるい、ずるい』になってしまいます。

ここでこちらが折れてしまっては、お小遣い制が崩壊してしまいます。私も心を鬼にして『またお小遣いもらったらね』と言うしかありません。

もう少し成長したら、もっと上手にお金が使えるようになることを信じて、気長に待とうと思います。

お金がもらえないならやらないという考えになりやすい

これに関しては、わが家のように報酬制にしている場合に考えられるデメリットです。

何かをしてくれた時に『え~、お金もらえないの?』と発言することがありました。

その時は『人に何かをした時に見返りを求めてはいけない』ということを伝えました。

そして、どの仕事にポイントが発生するのかを明確にした表を作り、子供たちに分かるようにしました。

お小遣いのあげ方

先ほどもお話した通り、わが家は報酬制

これは夫が作った特製ポイントシート。

これに色を塗ってポイントを貯めていきます。

ポイントは☆と♡の2種類

【☆】基本毎日責任を持ってやる仕事。  →1つ10円

テーブル拭きやシャッター開け。20個星が貯まっていないと、どんなに他のお手伝いを頑張っても0円になってしまう。

【♡】上記以外のお手伝い1つ5円

お手伝いの内容によって♡の数が変わる。これを沢山やる事で、お小遣いの上乗せが可能に。

月末に、☆と♡の数をそれぞれ掛け算して、合計した金額が翌月のお小遣いとなる仕組みです。

これで、わが家は毎月一人300円~500円程のお小遣いを渡しています。

まとめ

わが家のお小遣い事情は以下の通りです。

・いつから→長男が小学三年生の時から(一般的には小学校低学年から始めている人が7割。)

・金額→300円~500円(一般的には500円~1000円が相場)

・メリット→ストレス軽減・節約・計算力、考える力がつく

・デメリットは→お小遣いがなくなったときに対処が必要・お金がもらえないならお手伝いをやらないになる可能性

・お小遣いのあげ方➡報酬制

お小遣いを始めたきっかけは、外出時のストレスと子供の学力が心配だったから。

実際に、始めて見るとストレス軽減と学力の向上に加え、節約の効果もみられました。

わが家には、お小遣いを報酬制であげる事でメリットを感じられる事が沢山ありました。中でも『考える力』がついてきた事が、私にとっては最大のメリットでした。

皆さんの参考になれば嬉しいです。